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Forever

1 名前:由美:2006/6/25 16:10:48.
家族は何のため?
友達は必要?
恋って永遠?
愛なんてあるの?

まだ何も知らなかった。
理解なんかしようとも思わなかった。
誰も信じられなかった。

あなたに会うまでは…

2 名前:由美:2006/6/25 16:15:42.
明日がとうとう入学式。
小学生のときは勉強だけに精一杯で、友達なんかろくにいなかった。
勉強をしていれば、お母さんに怒られずにすむ。
私が悪いことをしなければ、お父さんも殴ったりしない。
私はいつでもいい子でいなければならないんだ。
勉強さえしていれば、私が我慢さえしていれば
誰も私を怒らない…

小さいながらもそんな事ばかり考えていた私。

3 名前:由美:2006/6/25 16:20:44.
小学生のときは、
学校が終われば真っすぐ家へと帰り、宿題をする。
宿題が終われば塾。
塾が終わるのは九時で
家に帰ればお母さんはもういない…。
ただ冷たいご飯が、テーブルの上で待っている。

お父さんも私が寝静まった頃に酔っ払ってかえってくる。

私はどこにいても一人ぼっちだんだ…

4 名前:由美:2006/6/25 16:32:7.
もちろん楽しいことなんて何もない。
みんなみたいにもっと遊びたい。
友達が欲しい。

(こんなままじゃ中学行っても友達なんて、できないよ…)

私は生まれ変わりたかった。
贅沢わ言わないから、中学では、たくさん友達を作って学校帰りにそのまま遊んだり、当たり前のようなことがしたかった。

そしてとうとう今日が入学式当日…

5 名前:由美:2006/6/25 20:3:14.
「由美ー!起きてるの?」
私のドアの前で母が叫ぶのが聞こえる。
「起きてるってばー!」
「あら、めずらし」

小学生のときは、私は学校に行きたくなかったら、なかなか布団の中から出てこなかった。
でも今日からは違う。
いつもより早起きをし、
まだ化粧はしていなかったが、髪の毛にいつもより気合いをいれていた。

(って言っても、ふたつくくりしてるだけなんだけどね…)

6 名前:由美:2006/6/25 20:8:36.
「行ってきまーす」

入学式わ九時から。
中学校までは歩いて十五分しかかからないとこだが、余裕をもって八時半前に家を出た。

…もちろん一人で。

中学校に着くともう何人かの人だかりができていた。

(一人とか私だけ…?)

7 名前:由美:2006/6/25 20:13:9.
一人でどこに行こうかさ迷っていたら…

「由美ちゃーん!!」

とおくのほうで私の名前を呼ぶ声がする。

(名前が一緒なだけだよね…私を呼ぶ子なんかいてるわけないし…)

そう思い歩き続けていたら

8 名前:由美:2006/6/25 20:17:53.
「由美ちゃんてば〜!」

そういい私の腕を掴んだ。

「奈緒…ちゃん?」

振り返った先には同じ塾仲間の、吉田奈緒がいた。
そんなに仲良くもないし、
クラスも一緒になったことないけど、明るくて感じのいい子だ。

9 名前:由美:2006/6/25 20:22:53.
「由美ちゃんも〇〇中学だったんだね〜
こんなとこで何してんの?」

(友達いないから一人でウロウロしてる…)
なんていえる訳ない。

「友達とはぐれちゃってさ…」
「マヂでっ?一緒に探してあげようか?」
「えっ…別にいいよ…」

10 名前:由美:2006/6/25 21:57:1.
「でもきっと由美ちゃんの友達も探してるんじゃない?」
「そのうち見つかよ…」
「ならそれまで奈緒達といようよ☆」

そうして私は、入学式までの間、奈緒と祐子と麻衣って子といることにした。

祐子ちゃんと麻衣ちゃんは奈緒と一緒の学校らしい。

(これが友達のできるチャンスだよね…?)

私は普段からあまり人と話すことがないので、始めは何を話していいのか分からなかったけど、
一緒にいるとみんな話てみると明るい子達ばかりで、自然になじめていった。

11 名前:由美:2006/6/25 22:2:54.
そしてクラス発表の紙が外に張り出された。

三組…小金井由美
三組…藤本麻衣
六組…吉田奈緒
一組…浅野祐子

「あっ!私由美ちゃんとクラス一緒じゃん☆よろしくねえ〜♪♪」
「あ、うんっ☆」
「いいなあ〜奈緒なんて仲いい子クラスに一人もいないんだけど!」

みんな喜んだり、ぐちぐち言いながらも体育館に集まって行った。
そしてクラスに別れ、校長やPTAやらの長い話。
その間私はずっと麻衣ちゃんと話をしていた。

12 名前:由美:2006/6/25 22:7:46.
「てか麻衣でいいよ☆私も由美って呼んでいい?」

こんな会話は普通、誰にでもあるかもしれない。
でも私には初めてのことで
何もかもがうれしかった。

(やっぱり中学っていいとこだな〜)

なんて考えているとき
ふと誰かに見られている…
いや睨まれているような視線を感じ、振り替えって見た。 すると…

そこには同じ小学校で、同じクラスだった翔子と真里がいた。

(明らかに私のこと…見てるよね…?)

13 名前:由美:2006/6/25 22:11:47.
私の方を指さしながら、コソコソと何か話している。

内容はだいたい分かる。

小学生のときは、あんなに静かで誰とも喋らなかった私が、今こうやって友達と楽しく話しているのが気にくわないんだろう。

でも私はあのときの由美じゃない…
中学からやり直すんだ…

そう心に決めていたから。

私は翔子と真里を思いっきり睨み返し、また麻衣とお喋りを続けた。

14 名前:由美:2006/6/26 5:48:47.
内心はとてもドキドキだった。

もしかしたらあとで文句ゆわれるかもしれない。
私の過去をバラされるかもしれない。

そんな事ばかり頭によぎる…

(大丈夫…だよね)
そう自分に言い聞かせた。

そしてやっと式も終わり
私達は教室へと入った。

(ここが私が一年間お世話になる教室か〜)

麻衣とは席は離れたものの
なんとかやっていけそうだった。

15 名前:由美:2006/6/26 5:59:10.
先生が名前の順で、一人一人の名前を呼ぶ…

佐久間翔馬(サクマ_ショウマ)
先生が名前を呼ぶが、返事がない。

「佐久間翔馬…いないのか?」

ガラガラガラ―…
教室のドアが開いて、みんながそのドアの方へと目をやる。

「おまえが佐久間翔馬か?」
「えっ…あ…はい。」
「席はそこだ。今日は許してやるが、明日は遅刻せずにこいよ!!」

みんなの目線を集めるなか私の席の前に座った。

(中一のくせに…)
な〜んて始めは、そんな印象だった。
始めわね。

でもこのときから
私の人生はかわろうとしてたんだよ?
そうだよね?
翔馬…

16 名前:由美:2006/6/26 6:7:49.
そして担任の挨拶が終わり、教科書をもらい今日の授業は終了。

「由美ー!」
「どうしたの?」
「今日は友達と帰るの?」
「ううん。一人だよ!」
「なら私達と帰ろうよ!」
「…うん☆」

友達と帰るなんて、集団下校のときぐらいで、本当にうれしかった。
(これから毎日こんな風にして帰れるんだ)

そう思うとなぜかにやけてしまう。

「由美どうしたの?にやけちゃってさ〜
何かいいことあった?」
「なんもなあ〜い☆」

そして私達は正門前で、奈緒ちゃんと裕子ちゃんを待った。

17 名前:由美:2006/6/26 6:14:37.
奈緒ちゃんと裕子ちゃんとも合流して、帰ろうとした…そのとき!

「小金井待てよ!」
聞き覚えのある声に、私ははっとした。

翔子と真理だ。

「小金井あんた、体育館にいるとき私達のこと睨んでたでしょ?」
「睨んでなんかないよ…」
「睨んでたじゃん!」
「睨んでないってば…!」

そんな言い合いが続いていると、裕子ちゃんが
「あんた達由美ちゃんの何なの?何か文句あるなら言いなよ!」
「おまえこそ誰だよ」
「私は由美ちゃんの友達!何か文句でも?」

[私は由美ちゃんの友達…]
こんなときにも関わらず、その言葉が素直に嬉しかった。

18 名前:由美:2006/6/26 6:21:26.
「友達だってよ…ギャハハハハハ」
と翔子と真理が笑う。

「友達になって何がいけないわけ?あんたらに関係ないじゃん!」

「こいつ小学校のとき、どんな奴か知ってんの?」
「はあ?」

(やめて…それ以上言わないで…お願い!)

「こいつさあ〜小学校のときなんか、ろくに友達もいないし、毎日勉強ばっかりだったただのガリ勉だよ〜?なあ〜小金井?」
「…」

何も言い返せない。
だって本当のことだもん。

(もうみんなの顔見れないよ。絶対…嫌われちゃったよね?また私は一人になっちゃうのかな…)

目から冷たいものが流れてきそうになった。

19 名前:由美:2006/6/26 6:27:48.
「それがどうしたってゆうの?由美はあんたらみたいな人と友達になりたくなかっただけじゃん。」
「…麻衣ちゃん。」
「そうでしょ?由美?」
「えっ…うん。そうだよ!」

すると翔子達は私を思いっきり睨み付け
「あんまり調子にのんなよ!」
そう言い残して帰った。

「麻衣…裕子ちゃん…奈緒ちゃん…ごめんね。私のせいでさ…」
「由美ちゃんのせいじゃないじゃん!」
「そうだよ!悪いのは向こうなんだし、もう今のことは忘れよ!!」
「ありがとう…」

そしてその後はその話題も終わり、いや、みんな気にしてくれていたのか、その話を出さなかった。

「じゃあ〜由美ちゃん!また明日ねっ!」
「うん!ばいば〜い☆」

そして三人と別れた。

20 名前:由美:2006/6/26 6:33:34.
明日も三人と登校する約束をした。

まさかこんなに早く友達ができるなんて、夢にも思わなかったし、まさか一緒に登校したり帰ったりするなんて自分でもまだビックリしていた。

「ただいま〜」
「由美。お帰り。ちょっとこっち来なさい。」

私は母がいるリビングへと入った。

「お母さん…どうしたの?」
母が私を呼ぶときは、だいたい学校のことや勉強のことだ。

「由美。わかってるわよね?中学に行っても由美は勉強だけ頑張ったらいいんだから…分かった?」
「…分かってる。」
「そう。ならいいんだけどね。」

(ほら、またこんな話。お母さんは勉強のことしか頭にないのかな…?)

21 名前:由美:2006/6/26 6:36:28.
そして私は自分の部屋へと入った。

私は今日の学校での出来事を思い返していた。

(今日はいろいろ大変だったけど、本当に楽しかったな〜。みんなのおかげで翔子達ももう何も言ってこないだろうし…)

そんなことを考えながら、私はいつのまにか制服のまま眠ってしまった。

このあととんでもないことが起きるなんて、しらずに…

22 名前:名無しさん:2006/8/4 2:44:12.
気になるさ

23 名前:名無しさん:2006/8/28 6:7:49.
続き気になるw

24 名前: ◆MUCK//yde2:2007/6/14 17:8:31.
早く続きー

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